2016年7月16日土曜日

四国お遍路1日目:1-88-87-86-85

お遍路と聞いても、これまで全くピンとこず、パパがしきりに「お遍路に行きたい」「ひとりで行ってきたら?」と言っても、興味はあまり無かった。
それが、やはりパパがどうしても行きたい、と一ヶ月休職して行くことに。
調べると、歩く場合は総距離1200km、車だと1600kmを走破することになるらしい。歩くとなると、1日30-40kmを40日ぐらい歩き続けることになる。想像出来ない‥
もちろん、軟弱な私たちは歩くなんてハナから無理なので、愛車のFitで。
そもそも、お遍路って何?弘法大師、ああ聞いたことあるよ、ぐらいの知識しかなかった。そんなわけだから、リサの供養になればという思いもあるけど、宗教的な理由で回るというよりは、何かを成し遂げたいという気持ちがメイン。

ネットから拝借した概要地図

今回は88番目のお寺から廻る逆打ちすることにし、まずは1番の霊山寺に行き、参拝用品を揃え、88番に移動。参拝用品といっても、パパが前回使った 金剛杖は家に忘れてきたし、持っていた長袖の白衣は初日に羽織ったきりで、後は暑さのためしまいっぱなし。
この旅は輪袈裟のみ私かパパが身につけるというかなりラフな格好。最低限必要なのは、納経帳と、各お寺の本堂と大師堂に収める、お札とロウソクとお線香。

納経帳と輪袈裟と、一番寺でもらったお遍路のパンフレット
 納経帳は四国お遍路専用で、1番から88番までのお寺と、高野山のページがある。
パンフレットには、お作法と仏前勤行次第と、般若心経、真言が掲載されている。
手順としては、まずは本堂(各お寺ごとに大日如来や観世音菩薩など、本尊が祀られている)に行き、ロウソク1本、お線香3本に火を灯し、お賽銭と納め札を1枚納め、仏前勤行次第と、般若心経、真言を唱える。次に大師堂(弘法大師が祀られている)でも同じことを繰り返す。最後に納経 所で納経帳にサインとハンコを押してもらい終了。
お経を唱えるのも一苦労で、慣れないうちはお寺ごとに1時間近くかかっていた。
納め札には、(あれば)お願いと、日付、簡単な住所、名前、数え歳を記入する
各お寺に2枚、合計88*2=176枚必要となる。最初のお寺でまずは20枚ほどまとめ書き
 霊山寺の本堂
お昼頃、香川県88番の大窪寺に着いたので、門前にあるお店でうどんを食べる。
やっぱり本場なだけあって美味しい。
88番目のお寺は、大抵の場合、お遍路最後の結願場所となるためか、門前にお土産物屋や飲食店が並び、1番目のお寺以上に賑やかな感じ。
 85番目の八栗寺は、レトロなケーブルカーで。
岩山を背負っていて、迫力あるお寺
ここで今日のお参りは終了。
高松に移動し、ビジネスホテルへ。
週末だったためか、ホテルがかなりいっぱいで、しょぼーいビジネスホテルがやっと取れただけでもラッキーだったみたい。セミダブルの狭い部屋に2泊することに。
慣れないので5箇所しか回れなかったけど、ほぼ休憩なしに車で移動ー駐車場ーお寺ーというのを繰り返していると、外は30度ほどあるため、車に乗っている間もエアコンが効いてきたと思ったらまた降りることになり、一日中かなり汗をかく。
夕方から少し気持ちが悪くなって頭痛がし始めた。夜はたくさん食べなければと思ってモリモリの定食を頼んだものの、そこで気持ちの悪さがピーク。結局ご飯を一口食べただけでほぼ手付かずで残してしまった。
なんとかタクシーでホテルに戻り、倒れるようにベッドへ。
初日からこんなになっちゃってどうしよう‥と思ったが、翌朝は元どおり。
どうやら軽い脱水症状だったと思われる。これを教訓に、翌日からは必ずスポーツドリンクとお茶を意識的に多く飲むようにし、食べれる時にたくさん食べるよう心がけた。

宿泊:ビジネルホテル サンシャイン高松 5900円

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